キーツ作『ゆめ』／かみねずみ

エズラ・ジャック・キーツ(Ezra Jack Keats)は、アメリカの絵本作家です。

暖かみのある画風で、古くから人気の作家ですから、作品のいくつかを目にしたことのある方は多いと思います。アマゾンで検索すると、そう多くはない量の絵本がヒットしますが、印象としては、もっと多作なような気がしていました。どれもこれも、ボクが幼いころに親しんだものばかりです。

今回とりあげたのは、『ゆめ』。

暑い日だった。夕飯の後、ロベルトは窓のところまでやってきて、エイミーとおしゃべりした。 —今日学校で作ったものを見てよ、紙のねずみだよ!
(It was hot. After supper Roberto came to his window to talk with Amy. Look what I made in school today - a paper mouse!)

※画像は、■Ezra Jack Keats公式サイトより。

物語のキーアイテムである、かみねずみ。この絵本の素敵なところは、外側にかけてあるカバーを外すと、裏面にかみねずみの作り方が説明されているんです。とっても簡単なので、ちまちまと作ってみました。

概ね、説明書どおりに作ったのですが、形状を維持するため、内部にはホットメルトで固めた紙屑をギチギチに詰めこんでいます。おかげで、壊れにくくはなったものの、作中のようなフンワリ感とはほど遠い、重量物になっちゃいました。尖ってるし、鉄アレイ並みに重いし、まるで凶器です……。

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【追記】
この絵本、現在も入手できると思うのですが、……なかなか一般の書店で見かけることが少ないんです。実は、ボクもまだ所有していないんです。大人になった今、どうしても欲しいのに……。

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by Hollister (2013-10-30 12:41)